防災訓練「超高速避難訓練」の内容と実施方法

この超高速避難訓練は、その名の通り、最寄りの避難所まで、安全に、いかに早く到達できるかを測定することと、避難所を事前に把握しておくことが目的です。居住地によっては小中学校が密集、避難すべき場所と異なる地域に避難してしまう場合もあるため、事前の確認を促す目的が大きいです。家族や有人と取り組むのが理想です。

 

防災訓練「超高速避難訓練」の内容

この超高速避難訓練では、

  • 避難場所の把握
  • 避難場所までの経路把握
  • 避難途中の危険箇所の把握
  • 避難にかかる時間認知
  • 避難所まで運搬する荷物の重量把握

が目的です。

 

避難場所を把握していても、一つのルートだけでなく、2つ、3つめのルートも見つけておき、それぞれに防災バッグを背負って何分かかるのか把握しましょう。

 

可能であれば、避難所にどんな備蓄があるのかも確かめておき、その備蓄に不足しているものを防災バッグに追加することも忘れずに。

 

実施方法

超高速避難訓練では、避難所の入り口まで到達できればOKで、そこまでに起こる小さな課題を見つけることが目的です。

 

【訓練事例1】

自宅から小学校までの避難訓練

※くつろいでいる状態、または、布団に潜った状態から防災バッグを手にとって避難所に到達するまでの時間とルートを確認します。道中走る必要はなく、小中学生なら毎朝経験しているような行動を繰り返すだけになるかもしれません。

 

【訓練事例2】

避難ルートの往復訓練

自宅から避難所までの行きと帰りのルートを確認しつつ、往復で何分かかるか測定、道中危険な箇所や行きと帰りでルートが変わる場合には、その把握が目的です。行く時と、帰る時では、道の見え方や感覚が変わるため、把握しておいたほうが良いです。

 

【訓練事例3】

家から外に出るまでの時間短縮訓練

防災バッグや貴重品、必要なものを手にとって家の外に出るまでの時間を計測、手荷物用意に関する課題を見つけ出して、道中詰まる場所がどこにあるか知るのが目的です。これは火事のときにも役立つので、親子で一緒に家の外の避難場所を確認しておくと安全です。

 

注意点

訓練に集中しすぎて、交通状況を無視して、交差点で走り込むなどすると交通事故を起こす可能性があります。最も安全で、かつ、最速のタイムを出せるようにルート確認、訓練を行ってください。

 

予備的に背負う防災バッグ、避難訓練という性質上、周囲の人々が「訓練」であることを理解できるように腕章や旗を用意するなど配慮をしてください。自主的な訓練と知らずに、全力で避難している人を見かけて、つられて避難してしまう人が出るとその後の言い訳が厄介です。


それほど大変な訓練ではないですが、起床後の避難、最短ルートでの家からの脱出、寝ぼけていても防災バッグを即確保して家を出るなど、意外と地味に改善が難しい発見があるはずです。

 

お部屋が散らかっていると、地震後にはより散らかりますので、思い通りに歩けません。床に物を置かずに掃除しておくとか、家の中で防災バッグを置く場所を決めておき家族で共有しておくなど具体的な対策につなげていってください。

 

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Posted by 防災士